内因性うつ病と性病、特発性の病気の違い

特発性の病気とは突然発生する病気という意味のほかに、原因が分からない病気という意味があります。特発性に対して、ある病気がきっかけとなって別の病気が発生する場合は続発性といいます。うつ病の中にも特発性と呼べるケースがあり、なにか未知の因子が働いていると考えられます。原因を究明することが、うつ病治療では重要なポイントのひとつです。
うつ病には大きく分けると、心因性うつ病・内因性うつ病・身体性うつ病の3種類があります。心因性うつ病は人間関係の不和やショックな出来事などにより、心に大きなストレスがかかって発症する病気です。性病にかかったことで誰にも言えない悩みを抱え、うつ病になる人もいます。心因性うつ病はカウンセリングなどでストレスを取り除けば、症状を軽くすることが期待できます。内因性うつ病は遺伝的な要素が強いと言われていますが、はっきりした原因はわからず、自然に発生します。季節によって悪化したり治ったりする場合が多く、症状の出方が予測しやすいとされています。また内因性うつ病も、しばしばストレスがきっかけになるため、心因性うつ病と区別しにくい面があります。
身体性うつ病は体の病気や薬の副作用が原因となる症状です。脳の病気はもちろん、糖尿病や甲状腺疾患などによっても発症することがあります。性病の中では、梅毒が神経や脳に影響を及ぼすことで有名です。神経梅毒や脳梅毒は認知症や記憶障害の原因にもなります。淋病やクラミジアなどの性病も、本人の脳に感染することは少ないものの、母子感染で胎児の発育を阻害する可能性があります。性病は自覚症状がなくても、あるいは小さくても軽視せず、確実な予防と治療に努めることが大切です。